先日、地元の信用金庫さまへご提案に行って来ました。
地域企業との関わりが強いのが信用金庫さまです。
世間で言われている「人手不足」問題はどうなのだろうか?
現実的なお話を伺って来ました。
話題として挙がってきたのが「建設業」の人手不足です。
これは全国的な問題でもありますね。
特に、ここ数年は「オリンピック需要」があったので、東京に人員が集中してしまいました。
地方でも仕事の受注はあるのに、肝心の人材が足りない。
企業としてはもどかしいところだと思います。
解決策は採用に頼る?
人手が足りないなら、採用すればいい!
この考えは間違っていません。
では、求人を出したら応募が殺到したでしょうか?
またまた厳しい現実がやって来ます。
応募者が少ないことがよくあるのですね。
ならば!と給与を上げてみたり、休みが取りやすいことを求人に記載します。
でも、応募が来ない。
いい人材が採用できないと頭を抱えることになります。
即戦力または取りあえず人手が欲しいだけでは、採用すら難しいのです。
今いる社員を育てませんか?
人手不足なんだから、育てている暇なんてない!といわれそうですね。
確かに、時間の余裕はないかも知れません。
でも、考えてみてください。
今いる社員が仕事に対してやりがいを持てて、会社に誇りがあって、将来のビジョンも描けているとしたらどうでしょう?
その姿を見て、「こんな先輩の元で働きたい」と思う学生がいるかもしれません。
その姿を見て、転職を考えている人が応募してくれるかもしれないのです。
目の前の「人手不足」だけに捉われていると、企業と人材の成長が止まってしまいます。
厚生労働省が昨年発表した労働経済白書でも企業の人手不足が表われています。
やはりここでも、人手不足対策が「採用重視」との傾向にあるという結果が出ていました。
今いる社員を辞めさせない取り組みがまずは先手。
直接社長には本音を言えない現実
NHKテレビ「逆転人生」という番組はご存知ですか?
1月13日に放送された「着ぐるみ工場」の社長、加納ひろみさんが登場されています。
会社の危機をどうにかしようと模索した時に、社員が輝く職場作りを思い浮かべます。
何とか社員の本音を引き出そうとしますが、当初は全くダメだったとおっしゃっていました。
結局成功されるのですが、この場合女性同士だったから上手くいったと私は思っています。
一般的には、なかなか社員の本音は聞き出せません。
そんな時に、第三者である「キャリアコンサルタント」がいるともう少しスムーズな展開になります。
早めに本音を引き出せるからです。
社長でも上司でもない立場の人間の存在は意外と大きいもの。
人手不足の解消に、新しい取り組みをした企業が一歩先を行くようです。
スイッチプレスの人事サポートプランも是非合わせてご覧ください。