地元の信用金庫に伺った時に、こんな話が出ました。
「人手不足で困っているのは、やはり建設関係ですね。人が来ないと言ってます。」
全国的に見ても、建設業は人が足りないですね。
2020東京オリンピックに合わせて人を東京に集めたとも言われています。
そもそも、職人と言われる専門家が減ってきている(高齢化もあります)
ただ、問題はそれだけではない気がします。
息子には事業を継がせないという父親
若者と就職相談をしている中、「実は実家が建築業なんです。」と打ち明けられることがあります。
「継がないの?」と聞くと、「親が反対するんで・・・」
苦労するのが分かっている仕事に子どもを巻き込めないと親御さんが言うのだそうです。
売り手市場と言われる今、もっと安定した会社に入ってくれた方がいいと願うのですね。
では、肝心の息子さんの気持ちはどうかというと、やっぱりこの仕事がやりたいというよりは親の言う通りにしようとする。
結果、建設業に就く若者が減ってしまいます。
視野の狭さから来る職業選び
新卒採用の現場でも、似たようなことが度々あります。
この場合、大学生の就活で見られるシーンです
。
学生さん自身は、やりがいも誇りも持って「建設業」を選んだとします。
ところが、親に言うと反対される。
なぜわざわざ「3K」と言われるような現場に就職しないといけないの?
大学まで行かせたのに!
もっといい会社(?)あるでしょう。
母親が口を出すパターンをよく耳にします。
一体どんなイメージを建設業に持っているんでしょうね。
いろいろな現場はありますが、少なくても昭和の頃に比べて環境は変わっています。
それが分からない親に、就職先である建設業を拒否されることもあったりするのです。
建設業の良さを伝えるのが人手不足解消のカギ
小さい男の子は「働く車」が好きなことが多いですね。
うちの長男も建設現場を通ると、ずっと大型車や工事の様子を眺めている子でした。
きっと、働く大人をカッコイイと思っていたはずです。
また、近くで一軒家やビルの建設があると私は出来上がる過程が楽しくてワクワクしてしまいます。
ゼロから作り上げていくカッコよさがありますよね。
その途中では、電気・水道・ガス業者や左官などいろいろな人が関わっているのが分かります。
ところが、今の若者にはピンと来ない。
「3K」の、仕事がきつい・汚い・危険のイメージばかりが先行しているからです。
建設業に携わる方は、もっと仕事に対する想いや誇りを周りに伝えてください。
これからの未来を担う子供にでもいいし、一緒に働いている社員にでもいいと思うのです。
そうすることで、少しでも働きたいと思う人が増えて今の社員が辞めずに頑張ってくれるはずです。
人手不足解消に一歩踏み出しませんか?
スイッチプレスの「人事サポートプラン」も合わせてご覧ください。
https://switch-press.com/supportplan/