今はテレビを観る人が減っています。
スマートフォン一つあれば、時間を潰すのに困らないですね。
でも、私はテレビも新聞も利用します。
仕事(働くこと)に関する番組が好きで、テレビ欄を隈なくチェックするのが日課です。
それはドラマであったり、ドキュメンタリーだったりニュースだったりと幅広く観てしまいます。
社長が一日中聞き役になる⁉
あるテレビ番組の中で「社長が丸一日社員と面談する」シーンがありました。
1人当たり多分60分?(正確に記憶していませんが)、それを朝から夕方までずっと続けるのです。
社員といっても役職が付いている方が多いのでしょうが、それでもひたすら話を聴くのは大変。
実際私も一日6~7人と面談することもありますが、かなり消耗します。
番組を見ていると、社長はあまり自分の意見は言わないようでした。
きっと社員は話しやすいでしょうね。
自分を受け止めてもらえるのですから。
会社の風土もあるのでしょうが、社員が思っていることを言える環境はなかなか無いと思うのです。
どうしても社長と社員の関係が「上下」になりやすいので、社員は本音トークをしずらい。
「遠慮なく、何でも言っていいよ」といくら社長が言ったとしても・・・です。
お酒の席なら、勢いでということもあるかも知れませんね。
社員から気持ちを話してもらうには
普段からの「関係性」が一番。
大手企業だと難しいですが、中小企業で社員の顏が分かるくらいの規模なら社長自ら社員に声を掛けることは可能ですね。
その時に業務や仕事のやり方、アドバイスなどを勝手にしない!
もっとも嫌がられるパターンです。
これは上司と部下、先輩後輩の間柄でも同じこと。
何故、社員と話をしたいのでしょうか?
例として、いくつか挙げてみましょう。
・経営者としては、普段頑張ってくれている社員の様子を知りたい。
・業績が今一つなので、社員が困っていることを知りたい。
・どうも社内の士気が下がっているようなので、原因を知りたい。
さて、社員とどんな会話をしますか?
いきなり「本題」に入ると、心を閉ざされます!
ここでは、雑談力があるかどうかで決まります。
何気ない会話の中から、思わぬ本音が出てしまう事ってあるんです。
さらに、回数も増やすことをお勧めします。
たった一度の面談では表面的な話で終わってしまうからです。
それでは意味がないですね。
時間がないなら第三者に任せてみる
じっくりと社員の考えていることを聞いてみたいが、そもそも時間が無いし。
そうおっしゃる方もいますね。
経営者は忙しいですから、当然です。
それでも、「わざわざ社員のために時間を取ってくれている」と伝わるなら好印象にもなりますね。
現実的に無理な時は、思い切って社外に頼んでみませんか?
社内の人間には言いづらいことも、社外の事情を知らない人には話しやすいものです。
以前、高校生の就職相談をしていた頃の話です。
「実は進路の先生や親にも言ってないんですけど、本当は○○と思っていて」と本音をよく聞きました。
それも、初めて会った私にです。
何故他人に打ち明けたのか?
それは、しがらみがないからです。
こんなことを言ったら迷惑になるかも知れないとか、絶対的な立場に対しては面と向かって本心が言えない。
なにも高校生に限らず、大人でもそうですね。
社外の第三者に頼ってみることも、ご検討してみてください。
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