社内でコミュニケーションが上手く取れていないせいで、雰囲気が良くないというご相談があります。
どの社員も仕事は真面目に頑張っている。
でも、一人一人の表情がさえないのです。
管理職もその原因が分からないし、取り敢えず業績は上がっているので気にしない状態。
さて、こんな時はどういう手を打ちますか?
コミュニケーション研修という選択
すぐに思い付くのは「そうだ、コミュニケーションの研修を外部講師を呼んでやってもらおう!」ではないでしょうか?
もちろんそれは間違いではありません。
実際研修を受けることで社内が良くなったという事例もたくさんあります。
普段、忙しくてなかなか会話する機会がなかったり、リモートが多かったりするとお互いの意思疎通が難しくなります。
研修を通して社員同士の距離感を縮めるには効果がありますね。
グループに分かれての意見交換などを行うことで、研修内で盛り上がってくれるといい状態で職場に持ち帰ることが出来ます。
ただ、これはある程度人数が多い職場(または研修慣れしている職場)に有効なのでは?と感じます。
少人数の会社だと、意外とこの手の研修は難しい。
それはお互いの距離感が近すぎることが原因の場合も。
個別面談を取り入れる選択
社員数が10名前後の職場ではどうしたらいいでしょうか?
お勧めは、外部の人間による「個別面談」です。
上司や管理職が行うと、どうしても「評価」を気にしがちになり本音が出ないからです。
「直接利害関係がない相手とは気楽に話せる」
これまでの相談経験からも実証済み。
「実は〜」と早い段階で悩みや本音を打ち明けてもらえるため、対処しやすくなります。
例えば、先輩や上司に気を使い過ぎて「言いたいこと」が言えない状態であるとします。
業務をスムーズにするためのお願いが、相手が多忙を極めているので話すタイミングを逃してしまう。
緊急事項はさすがに言えるのですが、「今じゃなくてもいい」ものに対しては後回しになりがち。
実は「今じゃなくても」と思っている事ほど、すぐに取り掛かれて効率化に繋がりやすいものだったりします。
どんな些細な事柄も、言い出せない環境=コミュニケーション不足によって次第にお互いの関係性が疎遠になります。
実際、「こんな事を言うまでもないと思うのですが」と聞かされた内容を、本人の許可を得て相手に伝えたところ、あっさりと解決した事例もあります。
小さなストレス(もやもや)が積もってしまうと、いきなり「退職」というレッドカードを渡されることも。
そうならないためにも、誰がどんなストレスを抱えているのか?職場内でコミュニケーションがスムーズに取れているのか?に気を配りたいものですね。
貴重な人材をあっさりと手放さない工夫を是非取り入れてみてください。
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